http://www.ecat.sony.co.jp/headphone/product.cfm?PD=26979&KM=DR-BT21G
P905i用に購入。ついでにSkypeで使えればイイナ、とPC用bluetoothドングルも購入。
初bluetoothなのでまずはプロファイルのおさらいから。
このヘッドフォンはA2DP(音楽用)、HSP(ヘッドセットプロファイル)、HFP(ハンズフリープロファイル)に対応しているらしい。
それにワンセグ音声などの著作権絡みのデータを出力できるSCMS-Tにも対応。
SCMS-Tは日本独自の素敵な規格なので対応機器は多くありません。
でもこれに対応していないとワンセグ音声は出力されないのです。購入の際は注意。
他にはJabraの620s(ファームウェアアップデート後),パナソニック純正品あたりが対応しているとの事。
さっそくろくに説明書も読まず、
P905iとDR-BT21Gをペアリング。bluetoothは端末と端末の紐付けが必要。
DR-BT21Gを待機モードにして、P905iからサーチ。発見。
DR-BT21G側のパスキー「0000」を入力し、ペアリング成功。
プロファイルを選ぶ画面に…とりあえずHSPとA2DPか。
設定も終わったのでさっそく遊んでみるぜ。
まずはP905iでの各プロファイルの挙動について。
HSPとHFPは排他利用。どちらも音声通話用なので当然ですね。
実は違いは良く判らないのですが…サイドボタンを押した時の挙動が違うみたいです。
HFPはリダイヤル。HSPは選択中の項目に電話をかける。
これはお好みで良いのかしら。
接続中にDR-BT21Gの電源を切ると自動で接続が切れ、再度電源を入れたときに自動で再接続されます。
一度設定すれば特に意識する必要はなさそう。
で、A2DP…メインの音楽再生用プロファイル。
圧縮されて転送されるので音質にはさほど期待していませんでした…が、なかなか悪くない。
ヘッドフォンの構造上遮音性は皆無なので公共の交通機関では気をつける必要がありますが、
散歩には良いです。
でもこのA2DPの挙動は謎が多い。
DR-BT21Gの電源を入れただけでは自動で接続に行きません。
ですが、音楽再生を始めると自動で接続されるので問題はありません。
…と言いたいところですが、ワンセグ再生や動画再生の際はなぜか自動で接続に行きません。
一度音楽を再生するか、手動で接続すると良いのですが…これは明らかに仕様がおかしいと思う。
そして組み合わせ。
音楽やワンセグ等A2DP利用時に着信があると、自動でプロファイルが切り替わりHSPに。
着信音が流れます。…着信音はHSPを用いて鳴るので、音は悪い。
サイドボタンを押すと通話可能。マイクの質は予想以上に良好。全指向型なのでノイズは多いかも?
…ただ、見た目は普通のヘッドフォンなので街中で使うと独り言をいっているようにしか見えません。
どうみても不審人物です。本当にありがとうございました。
通話終了後は自動でA2DPに戻り、音楽ないしワンセグに戻ります。
P905iではこんな感じです。
完璧ではないものの、コードレスは実に便利。
で、PC側…このヘッドフォンはマルチポイントに対応していないため、
PCで利用するためにはP905iのbluetooth接続をオフにするか、
PC側で使いたいプロファイルを切らなければいけないらしい。
つまり、P905iでHSPとA2DPで接続していたらPC側ではHSPとA2DPは利用できません。
(当然といえば当然ですが、HSPの代わりにHFPも無理でした)
PC側でHSP(またはHFP)で繋ぎ、P905i側でA2DPで繋ぐということは可能。
自分は携帯じゃHSP使う機会が無いと思うのでこの運用方法が良いのかしら。
まだ全然bluetoothに慣れていませんが、使いこなせば面白そう。
何より外でコードが無いのは便利。
でも使ってみて判ったけれど、bluetoothが普及しない理由がわかった気がする。
いくらなんでも複雑すぎる…。
こういった設定が必要なく、意識せずに繋がっていないと永久に普及はしないでしょう。
実はWiiのコントローラはbluetooth接続ですが、
そんなこと知っている人が一体何人いるのか。
それぐらい自然にならないと…ね。
あとはこれでiアプリの音声も出力できれば最高なのになあ…
確かJavaのAPIにbluetooth絡みがあった気がしたので、作者側が対応すればできるのかしら。
対応しないかなあ…(主にニコニコ動画とかニコニコ動画。)