MOSAIC.WAV RE:1ST LIVEに参加したので、その感想と、MOSAICWAVについての振り返りとマトメ。
RE:1ST LIVEとは、10年前と同じ会場で、当時のセトリ(だけじゃないけど)を振り返るコンセプトのライブであり、また久々のライブハウスでのマトモなライブであり、
ファン(愚民と呼称される)が期待していたライブである。
前回のマトモなライブは3年前ということもあり、大いに期待していた。
セトリは公式。
滅多にやらない曲も含め、概ね満足できるセトリだった。
欲を言えばあと1時間欲しい。聞きたい曲が多すぎる。
MCでも「これからもよろしくお願いします!」と前向きな発言があったので、聞きたいけどやらなかった曲は次回以降に期待することとしよう。
さて、ここからが本題。
MOSAIC.WAVとはどんなユニットか、ということを改めて振り返ってみる。
萌え系、電波ソングの代名詞とされているが、
個人的にはあまりそこは重要だとは思っていないし、表面的な部分で評価されるのは勿体ないとも感じていた。
まずユニットを構成するみ~こ、柏森進の2人のみで大半の楽曲が作詞作曲、編曲を行い、テーマに統一性、一貫性がでていること、そして緻密に(論理的に)構築されている楽曲群、
メッセージ性の高い歌詞にあると自分なりに分析している。
電波ソングというと「わけのわからない歌詞」と揶揄されることが多いが、
主にアルバム曲に多いのだが、ストレートに「メッセージ性の高い歌詞」を「ニッチ層に向けて」ぶつけてくるユニットは稀有ではないだろうか?。
(本人はどう思っているかは判らないので勝手な解釈であることは言うまでもない…が、以前インタビューでかわいい曲だと言われると違和感を覚える、との発言はあった。)
フェスやゲスト等で登壇する際は認知度の高い曲を演奏することが多いため勿体ないと感じている。
しかし最近はMOSAIC.MIXという「アニソンのコードが似通った曲等を同時に歌う」パフォーマンスが多いため、変態性に触れている人も多いのではなかろうか…と、思う。
まぁ、そんな感じで。
ここからはあまりフェス等で歌うことは少ないが、ファンに人気が高くて、個人的にも好きな曲をいくつかオススメしてみたいと思う。
(リンクはHPに視聴があればそちらに、なければ歌詞サイトに飛びます)
電気の恋人 I am Programmer's Song
http://www.sham.jp/studio/sound/denki/
プログラマに未来と可能性を感じていた人に刺さるソング。
電波要素はほぼない。「今はネットの世の中で、おまけに僕はプログラマー」は、ヨイトマケの歌のオマージュですね。
キミは何テラバイト?
http://www.sham.jp/studio/product/03terabytes/index.shtml
デジタルを歌った歌…ではなくしれっとノスタルジーを突っ込んできておっさんに刺さるソング。イントロが既にエモくて泣ける。
片道きゃっちぼーる
アニメタイアップ。TVで使われていた1番の歌詞は案外ストレートだが2番から急変。
「世界中で流行るディスコミュニケーション」「2人の会話コピー&ペースト」
個人的にはネットでのコミュニケーションのこと?と解釈していますが真相は不明。
Twitter出現より前の話だもんね。
ギリギリ科学少女ふぉるしぃ
http://www.sham.jp/studio/product/06falsie/cd.shtml
「疑似科学」がテーマ。これのリリース直後にあるある大事件が起きて、
疑似科学が問題になった記憶。「「アキバポップは有害です!!」」はライブで叫ぼう。
フォトンベルト観光ホテル
http://www.kasi-time.com/item-70191.html
2番からの曲展開やばい。以上。
Cross Lyric/Crossing Heart
これはCDを買って歌詞カードを読まないとわからない。
歌詞が縦読みと横読み、とにかく変態。パズル。そして曲として破綻していない…ロジックの極みのような楽曲。
(番外)おなかいっぱい
…これ作った時何かあったんだろうなぁ、と思わざるを得ない曲。
ライブでもやったことないし歌詞が闇深すぎる。
とりあえずこんなところで。
AKIBA-POPシリーズも語りたいけどまた別の機会に…
どのCD買ったらいいか悩んだら、
とりあえず、ベストアルバムを買えば一通り満足できるかと思いますよ。